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モエレ沼公園

2011.07.17 Sun
旭川木工コミュニティキャンプ(AMCC)に参加するため北海道に来た。
北海道といっても何の縁もゆかりもなく、高校の修学旅行以来二回目である。
だからというわけではないが、なかなか来る機会もないので、キャンプだけで帰るのはもったいないと思い、モエレ沼公園に行ってきた。
モエレ沼公園は元ゴミ処分場を利用した巨大な総合公園だ。
総面積189ヘクタール。彫刻家のイサム・ノグチがマスタープランを書き、建築をアーキテクトファイブが設計している。

まず感じたのはとにかく広いということ。
いくつもの建築物や山や池、噴水などがあるにもかかわらず全くもって並んでいるといった感じはない。
北海道へ来てから旭川の山などに入り、見渡す限り畑か山というような場所にも行ったのだが、なぜか
「ああ北海道に来たんだな」
と感じることはできていなかった。
しかし帰る前に立ち寄ったモエレ沼公園で、違和感を初めて感じた。
これは日本の景色ではない、と。
森や芝生の中にポツポツと建つ。まるでデンマークだ。

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イサム・ノグチは公園を一つの彫刻にするというコンセプトの元計画したそうだ。
幾つもの丘や山や巨大な彫刻作品を回るうちに一つのことを感じた。
これはまるで墳墓であり遺跡だと。
プレイマウンテンには長い参道のようなアプローチを作り、頂上へ上らせ、その頂上には台座が組んであり、方間の石が鎮座している。

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モエレ山もダンプカー約33万台分もの土砂を運び込んで人工的に造成しており、プリミティブなピラミッドのようだ。

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そこらじゅうに散らばった彫刻作品や遊具、噴水、建築物が芝生の中につくられた道によりつながれる様子は田畑に石棺や神事に使われた祭具とおぼしき遺跡や社寺の遺稿があぜ道につながれて散在する奈良の明日香の様子を思い起こさせる。


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そう見えてからはどのようにイサムノグチは考えたのだろうということが気になった。
約270万トンもの不燃ゴミという負の遺産を埋め立てたという過去をも埋葬し、自分の作った彫刻やランドスケープで子供たちが遊ぶ未来へとつながる場所を作る。

彼は日本人の父とアメリカ人の母を持つ。
そのことにより日本人といえないというアイデンテティの置き場にきっと苦悶したはずだ。
事実彼は日本人ではないという理由で広島ピースセンターにかかる橋のデザインから途中で外されたといわれている。
彼は明日香をみたのだろうか。
日本的なものを作ろうとしたのだろうか。
これは私が日本人であり奈良で幼少期を過ごし、何度も明日香や古墳群を訪れたという経験がそう見せるだけなのだろうか。

そんなことをぼんやりと考えながらの東京への帰路でした。

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デザインするということ

2011.07.05 Tue
デンマークから日本に帰る直前に、アムステルダムで数日を過ごした。
建築家の吉良森子さんに案内をしていただき、現在のアムステルダムやオランダ、建築という物についてお話をお聞かせいただいた。
その中で、私が滞在していたPPmoblerの話になり、ウェグナーのデザインはやはりすばらしいという話になった。
それとは逆に、過去の名作と何が違うのか分からないような廉価版に見えてしまうようなデザインあふれているという話にもなった。
サローネがあるからといって年に二回も新しいインダストリアルデザインが大量に世の中にリリースされる。
それはまるで絶対に必要かのように一種の強迫観念を持って作られているかのようだ。
インダストリアルデザインというのは社会と密接につながっている。
世界に自分の作った物が何万個と送りだされ、影響力を持ちえたものに関しては、いつしか社会を変え、それは常識として人の意識に取り込まれていく。
これは広告もそうで、こういった結びつき方は建築家やアーティストではシンボルは作りえても不可能といってもいい。
インダストリアルデザインはそんなに軽いものではないのだ。

先日メールが届いた。
このデザイナーはインダストリアルデザインデザインの重みを理解して、とても長い過程を踏みデザインしていると紹介していただいたインダストリアルデザイナーからの報告メール。

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私はこのデザイナーに作品の実物からポートフォリオ、スタジオ内の案内などを1時間以上していただいた。
彼は自分のスタジオで、模型はもちろん、モックアップや製作そのものをどのようにするかといったことまでスタジオで実験を行い、考えている。
わたしはこの真摯なデザインや物作りのあり方にとても興奮し感動した。
デザインを投げてメーカーにモックアップを作らせるのではない。
自分達で発泡スチロールを削りだしたり紙で型を作ったりしてメーカーにサンプルやモックアップを製作させる前の段階を考えているのだ。
これはインダストリアルデザイナーという職能の責任として当たり前の行為なのかも知れない。

おめでとうサティエン。

私も頑張ります。





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AO Building instaration 07/02

2011.07.05 Tue
7月2日 表参道のAOビルのイベントの会場でのインスタレーションをやらせていただきました。
約1000枚の3.5メートルの長さのヒバという木の鉋屑を使い、空間を作りました。

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今回私が考えたことは、あるともない場を作ること。
木という確たる物質が鉋屑になることで重さや固定された形態を失い、浮遊した感を作り出す。
区切られても仕切られても居ないのに包まれた感覚を生む。
そしてヒバの持つ香りが仮に見えなくとも場を作り出す。
その空間で日本酒や料理をいただきながら、琴や三味線のライブをバックに書とグラフィックデザインのライブパフォーマンスを行いました。
たった2時間半の為のインスタレーションでしたが、場を共有していただけたのではないかと思っています。

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下はカレイドスコープの渡辺潤くんと書道家 石川徳仁くんがコラボした書

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男性をイメージして「進」
女性をイメージして「結」
子供をイメージして「希」
を作成しました。
私は額をつくらせていただいています。

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