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茅野市・藤森照信氏の建築を見て

2011.11.27 Sun
先日友人から、メキシコと日本の建築と自然の関係性について問うプロジェクトのために、メキシコ人建築家が藤森照信さんに合いに来るので対談に参加しないかと言われ茅野市へ行ってきた。
茅野市は藤森照信さんの故郷でもあり処女作の神長官守矢資料館がある。ちなみに伊東豊雄さんの出身地諏訪はすぐ隣。
当日はすごい雨だったが藤森さんが出迎えてくださり、私たちは一緒に、神長官守矢資料館、最近近くに移設された空飛ぶ泥船、高過庵、ご実家である幻庵を案内してくださった。

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藤森さんは普通の建築家ではない。
建築史家として近代建築史を専門とし、論文にて学者として建築学会賞を受賞。
現代建築にもその評論は現代建築にも及び、建築史家としての莫大な知識や経験からヴァナキュラーな素材を使って建築家としての活動を始められ、作品でも建築学会賞を受賞。
論文と作品の両方で建築学会賞を受賞されているのは藤森さんだけだ。
それに赤瀬川源平などの美術家と路上観察学会を発足、街に残された、いや置き去りになってしまったような記憶を記録して廻られている。


藤森さんの作品は、東京近郊にはないためSUMIKA project以外はなかなか目にする機会がなかったのだが、今回一度にまとまって4つも見ることが出来た。
案内していただいた後、長野ということで蕎麦を頂きながらも色々と素材やディテールについての疑問をお聞きし、茅野市民館で行われていた藤森さんの展覧会を見て帰ってきたのだが、じっくり藤森さんから作品についての言葉を引き出せたといった感ではなかったのが率直な感想だ。

現物を見て思ったのがやはりディテールが詰められていない。というより詰めないように、より素人の仕事痕を残そうと意識している。
これはどこへ向かおうとしているのか。

クオリティを一言で表すなら、「大工の日曜大工」だ。
大工というのは人のものはきちっとやれるのだが、自分のものはとてもいい加減で使える程度までしかやらない人が多い。
大工が住んでいたという古い町屋などは不思議な作りになっているものだ。
何とでも後で修正できるという考えからディテールも作りも甘くなるのだが、それを藤森建築ではわざと気を使ってきれいにしないようにしているといった感じ。
実際にの大工やクレーン屋等をしている幼馴染達や市民と一緒に製作したらしいのだが、藤森さんのだからといってきれいには作ってはいない。
お話しした際、感想としてつい口をついて出てしまったのだが、昔はこのくらいだったんではないかというかんじですね。というものだった。
普通、建築家はどういったディテールで制作させた部材も既製品と同じかそれ以上のクオリティを求め、既製品よりも美しくあろうとする。
手でではむつかしい機構を作り出せない為、(凄い手間をかければ原型は作っているので可能だが一つの為にという意)レバーハンドルや鍵、蝶番などを既製品を使う。
でも藤森建築はそれにすら頼らない。
高過庵も空飛ぶ泥船もはしごを外すことで鍵の代わりになり、上滑り出し窓のつっかえはビスで窓枠に打ってあるだけ。それでもたしかにつっかえ棒は動かせる。扉の取っ手もビスの頭。
これは既製品がなかった時代の日曜大工のクオリティな気がする。
日本建築には本来既製品などない。
私が建築を経験してきた世界では玄関扉の鍵や設備以外のものはすべて制作するものだった。
藤森建築は本来の意味での日本の日曜大工ではないかと、そんなことを考えさせられた一日でした。

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WebSite OPEN

2011.11.15 Tue
以前から、作ったほうがいいとたくさんの方々からいわれ、作りたい、作りたいと思っていた私のWebSiteがオープンしました。

www.fumihikosano.jp



今回のデザインはグラフィックデザイナーでkaleidosxopeという事務所の代表でもある渡辺潤くんにお願いしました。
潤くんとは以前にも、表参道のAoビルでNihonjinというユニットを組んで、一緒にプロジェクトをやらせていただいています。
潤くんは撮影や打ち合わせなど、とても忙しい人なのですが、ちょいちょい打ち合わせと言いながら深夜まで語り、飲んでいる仲です。

今回私は、トップに作品の写真がドーンとあるのではなく、文字組や、サイト内での動き方で魅せられるものにしてほしいとお願いしました。
その結果、僕をイメージしたというエディトリアルデザインを得意としている彼故のシンプルな見せ方と、アイコンをクリックすると画面中を縦横無尽に動き回るような仕掛けを作ってくれました。

元々SOUPデザイン出身で、師匠の尾原さんに負けず劣らず、それ以前はプロのダンサーだったというかわった経歴を持つ潤くん。
独特なキャリアの者同士、今も一緒に進めている面白いプロジェクトもありますので、こうご期待です。




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